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私がなぜこの医療事務という仕事をめざしたのか?

医療事務の資格をこれから取ろうと思っている人、今医療事務目指して勉強中の人は医療事務を目指そうと思った理由がそれぞれあると思います。

 

  • 「病院の受付に憧れてた」
  • 「病院での仕事をしてみたかった」
  • 「求人数が多いから」
  • 「将来性があり安定してそうだったから」
  • 「人気がある資格だから」

などなど、中には「ただなんとなく」という方もいるかもしれませんね。

 

今は興味がなくてもいろんな人の声を聞く事で「なるほどな」と思い、医療事務に興味をもってくれる人もいると思います。

 

長年、医療事務として勤務してきた私ですが、私の場合は

 

「安定性のある仕事で信頼できるから」

 

というのが医療事務を目指した理由でした。

 

日曜・祝日は休み・個人クリニックだったので平日も半日休みの日が1日あったので、実際に働いていて休みがなくてツライと感じた事は一度もなかったですね。

 

働いていて実感したのが女性に優しい仕事だなと言う事です。

 

仕事内容も事務仕事がほとんどなので、妊娠しても影響なく働く事ができますし、午前中だけとか午後だけというふうにパートとして働きやすい仕事なので実際に子供が生まれて正社員で働くのが厳しくなっても、パートとしてそのまま働いている人もたくさんいます。

 

通学や通信で短期間で資格も取得できるので他の仕事から転職して医療事務として就職してくる人もとても多かったですね。

 

高齢化社会の現在、クリニックや診療所数も増加しており医療事務が活躍できる場も増えています。

 

また職業訓練「求職者支援訓練」にも医療事務講座があります。
この制度を利用すればテキスト代等の費用以外は授業料が無料で受講できます。
この制度の窓口はハローワークですので、興味のある方は一度調べてみるのもいいと思います。

 

一度取れば一生使える資格の医療事務。その事も医療事務人気の理由の一つといえますね。

 

初めての患者さんの死

 

私が初めて働いた病院は、個人病院だけど100床ぐらい入院ベッド数がある病院に勤務しました。
なので今まで外来に通院されてた患者さんが、容態が悪くなって入院される患者さんもみえます。

 

ある患者さんも外来通院から入院されました。

 

その患者さんは80歳近い男性の患者さん。
受付に診察券を出す時も笑顔で出され、診察が終わって会計する時も笑顔。
そして会計が終わると公衆電話で迎えに来てもらうようお願いし、お迎えが来ると笑顔で頭を下げて帰って行かれる患者さん。

 

本当に毎回、毎回可愛らしい笑顔を見せてくれる“おじいちゃん”という言葉が似合う患者さんでした。

 

でも、ある時を境に受付の私から見ても分かるほど、元気がなくなってきている感じがしました。

 

それでも毎回、毎回笑顔だけは忘れない患者さんでした。けど案の定、入院になりました。

 

入院中も体を動かしたいのか、院内を歩いていました。
その時に出会うと、あのいつもの笑顔を見せてくれます。

 

でも容態が急変して、その患者さんは亡くなってしまいました。

 

病棟の看護師さんも、入院カルテを受付に持ってきた際に「あの笑顔が見れなくなるのは淋しいね」と口にしていました。私もその1人です。

 

そして病院に勤めて、その患者さんが初めての死でした。

 

私とまったく血の繋がりのない患者さんですが、元気に外来通院していた姿を知っているだけに、とても悲しかったのを覚えています。

 

これから病院に勤める以上、元気な姿を知っている患者さんの死に直面するんだなっと改めて思い知る事が出来ました。

 

気に入られちゃった
私は2人の患者さんに気に入られた経験があります。

 

1人は電話でお薬を頼まれた際、どのお薬が欲しいかなどを聞いて最後に次回は診察して下さいね、とお願いをしました。

 

私からすると、どの患者さんと変わらず同じ対応をしたつもりでした。
でも、その対応の何かが良かったみたいで電話をきっかけに、外来でみえると毎回私を呼んで挨拶をしたり、カルテを主治医の先生に回したりしていました。
電話がかかってきたら、ご指名を受けて対応もしていました。

 

もう1人の患者さんは、私が休日当番の出勤をしていた際、急患でみえた患者さん。
急患で先生に診察してもらったのが申し訳なかったみたいで、私に何度も謝ってくれるので「そんな事ないですよ」とお話しし「体調が心配な時はいつでも来てくださいね」と伝え帰って行かれました。

 

すると、その対応が嬉しかったみたいで、その患者さんも来院ごとに私を呼んで挨拶などのお話を毎回しました。
さらに年賀状まで頂き、正直こんな事は初めてだったので驚きました。

 

でも2人とも共通して言えるのは少しだけの挨拶でも毎回嬉しそうに笑顔でお話しされるので、話しかけられた私も嬉しくなりました。

 

また私の医療事務としての対応を気に入って頂けたことが今後の自信にもつながりました。

 

病院にみえる患者さんは、色々な方がみえます。
でも笑顔を忘れずに丁寧に対応をしていけば、きっと嫌な思いをされる患者さんはいないと思います。

 

癒しの場
病院というものは病気をもってみえる方や体調が優れない方がみえる場所です。
そして、どうしても高齢者の割合が多い場所です。

 

患者さん同士も知らず知らずのうちに顔見知りになって、気が付けば診察が終わり会計も済んだのに待ち合いで楽しそうにおしゃべりに夢中になっている光景をよく目にします。

 

診察してもらっている先生が同じ患者さん同士なら、先生のいいところをお互いにお話しされている患者さんもいます。
今の時代、独居老人が多いと言われているので病院で患者同士お互いの話をしたり、聞いたりするのは良い気分転換にもなり、良い刺激にもなるんだろうなと思いながら私は自分の業務をしていました。
そして患者さんの中には慢性的な病気で2,3時間かけて点滴をしなくてはいけない患者さんもみえます。
そんな患者さんは1人でベッドの上で点滴が終わるのを待たなくてはいけないので、なかなか他の患者さんとお話し出来る機会もありません。

 

ある患者さんも淋しかったのか、私が点滴室の前を通ると「事務さん、事務さん」と呼ぶ声がするので呼ばれた患者さんの元へ行きました。

 

すると
「ちょっと手を握らしてくれんか
とお願いをされました。
もしお願いされた患者さんが、30代40代頃ならお断りをしていたかもしれませんが、その患者さんは80歳近いおじいちゃんだったので手を握らしてあげました。

 

すると嬉しそうに「元気が出てきたよ、ありがとう」と言って手を放していきました。

 

病気を治すのも大切だけど、心を癒してあげることも大切なんだと思い、それが医療事務の私でも少し出来たことが嬉しかったです。

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